331 Teething

乳歯が生え始めるのは生後6カ月ごろです。最初は歯茎の表面が盛り上がってきます。それからだんだん乳歯が顔を出してきます。
あなたとしては乳歯がしっかりと生えてきてほしいと願うことでしょう。しかし、赤ちゃんにとっては歯が生えることによる不快感の始まりでもあるのです。
虫歯になることを避け、有害な病原菌への感染を防ぐため、ここでは歯が生える時期の衛生管理について紹介します。

乳歯が生える兆候


まずは歯茎が赤くなります。このとき、赤ちゃんは痛みを感じることもあるようです。続いて頬が赤らみます。さらによだれを垂らしたり、手あたり次第にかじったり、かんだりするようになります。
また、むずがり、発熱する場合もあります。

乳歯が生える順番


赤ちゃんの乳歯がすべて生えそろうには、通常30カ月かかるとされています。

  1. 下の前歯 - 約5~7カ月
  2. 上の前歯 - 約6~8カ月
  3. 上の横両側の前歯 - 約9~11カ月
  4. 下の横量側の前歯 - 約10~12カ月
  5. 臼歯(奥歯)-  約12~16カ月
  6. 犬歯 (口の後ろ) -  約16~20カ月
  7. 第二臼歯 - 約20~30カ月

歯が生えるときの衛生管理と問題解決のヒント


赤ちゃんのへその緒は特に注意が必要です。石鹸とお湯で洗い、清潔を保ちましょう。タオルを押し当てるようにして、水気を取りましょう。へそを乾きやすくするために、おむつはへその下で折り畳みましょう。

バスタブ入浴やベビーバス入浴への移行


赤ちゃんが生後2~8週間になったら、お風呂かバケツで入浴させることができます。以下はそのときの注意点です。

  1. お湯の深さは5cmくらいをメドに
  2. お湯は熱すぎず、冷たすぎない温度に
  3. 背中をまっすぐにして座れるように、赤ちゃんの頭と首、肩を片手で支える
  4. 入浴後はお風呂を洗って、汚れと病原菌を取り除く
  5.  最後に。健康と衛生のために、赤ちゃんは毎日入浴させましょう。赤ちゃんもニコニコ笑って喜んでくれるでしょう。

歯が生えるときの衛生管理と問題解決のヒント


30カ月をかけて赤ちゃんには歯が生えてきます。
赤ちゃんによってはもう少し長くかかる場合もあります。また痛みや不快を感じることもあるようです。歯が生えそろうまでの間は、赤ちゃんは手にするすべてのものを口に入れようとする傾向があります。ですから、衛生管理がとても大事です。
有害な病原菌を取り込まないよう、赤ちゃんが何かを口に入れたのをみつけたらすぐに口を消毒しましょう。むやみにさまざまなものを口に入れないように赤ちゃんに輪型歯固めのおしゃぶりをあげることも有効でしょう。
この場合、歯茎の腫れを和らげるためにおしゃぶりを冷蔵庫で冷やすのもよいでしょう。身体に良い果物や野菜をかませる方法もよく知られています。
また、歯が生える時期の衛生管理としては以下のような点に注意しましょう。

●哺乳瓶と乳首はいつも消毒して清潔を保つ
●無糖の歯用ジェルを歯茎にすりこむ
●飲み物は冷たい無糖の飲料(水が望ましい)を与える
●この時期の赤ちゃんは口に自分の指を入れてしまうので、赤ちゃんの手をこまめに石鹸で洗う

歯用ジェルや赤ちゃん用痛み止めを与える前には、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

乳歯のケアと歯みがき


赤ちゃんの歯が生えたらすぐに歯科医の診察を受けましょう。
健康的な歯と歯茎を保つために赤ちゃんの歯は1日に2回みがきましょう。
みがき方の手順は以下のようにします。赤ちゃんの歯をみがく前に、あなたの手を洗うことをお忘れなく。

  1. あなたの膝の上に赤ちゃんを座らせて片手を添えてあごを優しく抱える
  2. 歯みがきには柔らかい歯ブラシか、あなたの指に清潔なガーゼを巻いて行う
  3. 歯みがき粉は赤ちゃん用の無糖でフッ素の入ったものを使う
  4. 歯みがき粉を歯ブラシ、もしくは指を使って赤ちゃんの歯に優しく塗る。このとき、小さな輪を描くように歯の表面全体を磨いていく
  5. 歯みがき粉を吐き出させる。水ですすぐとフッ素の効果が半減するので注意