下痢

~その対処法と予防について~

423 Diahorrea

下痢はいつもより軟便になるか、頻繁に排便をする症状です。不快な状態には違いありませんが、あらゆる年代の人々によく起きる症状で、下痢が続いて脱水状態にならない限りはあまり心配する必要はありません。
下痢の原因の多くは、胃腸炎として知られている腸の感染症です。成人では、ほとんどの場合に処置の必要はなく、2~4日で治ります。この間は、症状を長引かせないように良い衛生状態を保ちましょう。また、有害な病原菌をほかの人にうつさないことも肝心です。4日以上も下痢が続く場合は、より深刻な健康上の問題があるかもしれません。医師の診察を受けましょう。

原因

何が下痢を引き起こすのでしょうか?

下痢を引き起こす感染症は、多くの場合、病原菌に汚染された食物や水を摂取することによって感染します。食後に下痢の症状が出ることが多いのはこのためです。
さまざまなタイプのバクテリアウイルスと寄生虫が胃腸炎を発症させます。それに伴って下痢が引き起こされます。原因となるものは以下の通りです。

●バクテリア(サルモネラ菌、大腸菌[Eコリ]など)
●ウイルス(ノロウイルス、ロタウイルスなど)
●寄生虫(ランブル鞭毛虫)

ほかにもストレス、カフェインやアルコールの過剰摂取、食物アレルギー、抗生物質や便秘薬の服用などでも下痢を引き起こす場合があります。

症状

下痢のときには次のような症状を伴います。

●水様便
●胃のむかつきやけいれん
●緊迫した便意
●吐き気や嘔吐
●発熱
●食欲不振
●脱水症

大人でも症状が深刻な場合や下痢が1週間以上続く場合は、医師の診断を受けてください。また、下痢の期間は通常数日で治まりますが、この間は脱水症状にならないように注意する必要があります。十分に水分を摂取しましょう。経口補水液であれば、体内で失ったミネラルと塩分の補給ができます。
食事はいつも通りに食べてみましょう。
しかし、少量で軽い食事にしてください。脂肪の多いもの、香辛料のきいているもの、しょっぱいもの、甘すぎるものは避けましょう。
下痢の赤ちゃんには、いつものように粉ミルクや母乳を与えてください。

予防のヒント

1.手洗い

トイレの後、食事の準備と食事の前後には必ず石鹸と水で手を洗いましょう。特にトイレの後の手洗いは大切です。

2.キッチンの消毒

キッチンなど食品を調理する場所を消毒して清潔に保ちましょう。食品(特に生肉、魚、卵)を調理した後に、その場所に消毒スプレーを噴霧するか、消毒シートで表面を拭きとりましょう。汚れた調理器具や包丁、食器は洗剤を使って洗い、お湯でよくすすぎましょう。

家族の誰かが下痢をしているときは要注意

下痢のときには次のような症状を伴います。

病原菌がほかの家族に感染しないように、以下の点に注意してください。

●食器やタオルをほかの家族と共用しない
●下痢をしている人が、ほかの家族の食事を用意しない
●下痢をするたびにトイレ、便座、水洗レバーの掃除と消毒をする
●石鹸と水でしっかり手を洗う

また、家族以外の人への感染も防ぐために、仕事や学校へ行くのは症状が治まって48時間が経過してからにしましょう。

FAQ

下痢のときは水分補給を控えた方が良い?

これは間違いです。下痢をしているときは、脱水症を避けるために、多くの水分を摂取することが大切です。たとえ嘔吐をしていても、一口ずつ何回も水を飲んでください。もちろん、水の汚染にも注意が必要です。

下痢をしている間は、食べ物に注意する必要がある?

下痢をしている間に、いつ、何を食べるかについてはいろいろな意見があります。ほとんどの専門家は固形物を食べることに賛成しています。食事は軽めで少量とし、香辛料や脂肪の多い料理は避けましょう。もし食べられないと感じたら、食べなくてもかまいません。

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