412 Preventing Disease Infection Control

病原菌は私たちのまわりに無数に存在します。でも慌てないでください。そのほとんどは無害です。中には消化を助けるバクテリアのように良いものもあります。大切なのは、細菌によって引き起こされる病気やほかの感染症を引き起こす病原菌から身を守ることです。

病原菌はどのように拡散するのか?


有害な細菌やその他の病原菌は、人やペット、または、汚染された食品と水などから家庭内に持ち込まれます。私たち自身が病原菌を拡散する原因を作る場合もあります。私たちの手には毎日、気づかないうちに多くの病原菌が付着しています。
病原菌は私たちが手を洗うまで、触れたものに拡がっていきます。また、例えば汚れた雑巾など、適切な衛生処理を施していない物を持ち運べば、病原菌がほかの場所へ移動してしまうことになるのです。

インフルエンザやウイルス性の疾患にかかった人は、咳やくしゃみ、さらには呼吸をしたときにも、口からの飛沫によって病原菌を空気中に放出してしまいます。そうして放出された菌は付着した場所を汚染し、また、吸い込まれることによってほかの人に感染します。
このような経緯で偶然に人から人へと拡がっていく有害な細菌が感染症を引き起こすのです。これを感染経路と呼びます。
この感染経路を断ち切ることができれば、感染は防ぐことができるのです。

感染経路を断ち切る


病原菌の広がりを防止する一番の方法は、良い衛生状態を保つことです。その方法は下記の通りです。

●定期的に手を洗う
 特に食事前、食事の準備前後、咳をした後、くしゃみをした後、トイレの後、おむつを換えた後などは必ず手を洗いましょう。

●咳やくしゃみをするときは口や鼻をティッシュで覆う
 使用したティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てて、手を洗いましょう。

●食物の取り扱いに注意する
 手と調理台は常に清潔にし、生の食物と過熱調理した食物は分けて置いておきましょう。また、調理する食物には完全に火を通し、生鮮食品も調理食品も保存する場合は冷蔵し、細菌の成長を遅らせましょう。

●ワクチン接種または予防接種を受ける
 ワクチン接種または予防接種は深刻な感染症を予防する優れた方法です。接種を受ける場合は、それが医師の推奨する最新のものかどうかを確認しましょう。

●多くの人が触れる物や場所を消毒して清潔を保つ
 ドアノブ、電話、コンセントのタップ、電気スイッチなど。

洗浄と消毒の違いとは?


清潔な家であっても有害な細菌が入り込むことはあります。洗浄と消毒で細菌の感染経路を絶ちましょう。
ナイフやフォーク、皿などを洗剤で洗う場合、お湯でよくすすぐことによりほこりとある程度の病原菌を取り除くことができます。たいていの食器類は、この方法で十分でしょう。しかし、お湯ですすぐことが難しいテーブルやシンク、トイレなど、大きくて固定されているものなどは消毒によって病原菌を除去する方法が有効です。
定期的にこれらの表面を消毒することで、有害な病原菌と細菌の拡散を防止する効果が得られるでしょう。