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ほとんどの病原菌は実は無害です。中には腸内での食物の消化に役立つ細菌もあります。しかし、人間の体内に入ると病気や感染症を引き起こすものもあるのです。
ですので、病原菌について正しい知識を得て、それがどのように家の中で拡散するのかを知ることは、病気から身を守る上で重要なことです。

病原菌とは?


病原菌(もしくは病原体と呼ばれるもの)とは、体内に入った場合、病気や感染症を引き起こす可能性のある微生物のことを指します。最も一般的なタイプは以下の通りです。

●細菌(食中毒の原因となるサルモネラ菌など)
●ウイルス(風邪の原因となるライノウイルスなど)
●真菌(水虫の原因となる白癬菌など)
●寄生虫(下痢の原因となるランブル鞭毛虫など)

病原菌はどのように拡散するのか?


暖かくて湿っている場所であれば、細菌と真菌はどこでも成長します。一方、ウイルスは感染によって増殖していきます。1個でもウイルスが存在すれば、感染する可能性があり、そして感染によって増殖を繰り返し、やがて病気を引き起こします。
ウイルスだけでなく細菌と真菌も、感染した人、あるいは汚染された部分を触れた人の手によって家中に拡散していきます。さらに細菌は、私たちの咳やくしゃみなどで飛び散った唾液、鼻水などの体液の飛沫によって空気中も移動します。以下のようなものが、一般的に病原菌の拡散の原因になるとされています。

●汚染された食品や水
●ドアノブ、蛇口、テレビのリモコン、電話など不特定多数の人がよく触る場所
●ゴミ箱、流し台、トイレなど掃除の必要な汚れた場所
●食べ残しや傷んだ食物、使用済みのティッシュ、汚れたおしめのような家庭ゴミ
●雑巾やスポンジなどの掃除用具
●ペットやネズミ、ハエのような動物
●ほかの人間

病原菌はどのように体内に入るのか?


病原菌は以下のような方法で私たちの体内に入り込みます。

●汚染された食品を食べてしまうことで体内へ入り込む
●空中の病原菌が鼻を通して吸入され口や肺へ入り込む
●皮膚の病原菌は、無処置の傷口を通して体内へ入り込む
●注射や手術などによって血液に入り込む
●動物にかまれたり、昆虫に刺されることで血液に入り込む
●特定の体液の病原菌は、身体の接触を通して体内に入り込む

なお、一定の条件下において、大腸菌(略称e-coli)のようなバクテリアは20分ごとに分裂を繰り返し、わずか8時間で17,000,000倍の数に達します。